2015年7月19日(日)
THE DOUBLE 2013年 イギリス
新文芸坐のプログラムで観ました。
イギリス映画だからという訳ではないですが、オフィスの暗い感じや上司の怒り具合などが「未来世紀ブラジル」を思わせます。
原作はなんとドストエフスキーですか。
地下鉄、会社の狭いブース(しかも木製)、変なコピーマシンなどなど、いつの時代なのかわからない。
老人ホームの母、そこの職員のだるい感じ、宇宙ものなのか訳のわからないテレビ番組。
そして向かいの部屋を望遠鏡で覗いているというのもヘン。
「裏窓」じゃないんだから。
それでも、IDカードがないと個人が認証できないという怖さ、自分のアイデアをうまくかすめ取られるいやな感じ、彼女まで取られてしまう失意、しかも彼女に「あなたはヘビよ」と言われるショック。
彼女を助ければ助けるほど嫌われるサイモン。
ミア・ワシコウスカが、暗い感じに合ってます。
自分のような顔をして調子よく世渡りをする男を排除するにはどうしたらいいのか・・・。
不条理劇だけど、リアル感も充分。
音楽もすごく凝っていて、研ぎ澄まされているのだけれど、「上を向いて歩こう」や「ブルーシャトウ」のかかっているバーってなんなんだ?
監督リチャード・アヨエイド
脚本リチャード・アヨエイド 、 アビ・コリン
原作フョードル・ドストエフスキー
原案アビ・コリン
エグゼクティブ・プロデューサーマイケル・ケイン
プロデューサーロビン・C・フォックス 、 アミナ・ダスマル
撮影監督エリック・アレクサンダー・ウィルソン
美術デイヴィッド・クランク
音楽アンドリュー・ヒューイット
音響マーティン・ベリスフォード
編集ニック・フェントン 、 クリス・ディケンズ
視覚効果サイモン・ウォーリー
●出演者
ジェームズ&サイモンジェシー・アイゼンバーグ
ハナミア・ワシコウスカ
パパドプロスウォーレス・ショーン
ハリスノア・テイラー
メラニーヤスミン・ペイジ
キキキャシー・モリアーティ
大佐ジェームズ・フォックス
※データはmovie walkerです。