2015年7月18日(土)
Perhaps He Is 2005年 シナジー
私小説として描いている老いの夫婦の世界。
それを映画にしているから、私映画だろうか。
老いた小説家を桂春団治が演じているのだけれど、これがすごくいいです。
正直言われなければわからなかったくらい、枯れた感じが出ています。
そして奥さん役の雪村いずみがまた素晴らしい。
こんな風になるんだろうなぁ、というリアル感がこわいくくらい哀しい。
何かドラマがあるわけでもない。
淡々とした日常が続いていって、痴呆になり、ガンになり、ある日死んでいく。
生活ってこういうことだよな、ということを改めて気づかされた映画でした。
監督保坂延彦
脚本保坂延彦
原作耕治人
製作総指揮大平義之
製作新田博邦
プロデューサー赤坂幸隆
撮影倉本和人
美術黒須康雄
音楽みつとみ俊郎
録音星一郎
照明淡路俊之
編集金子尚樹
助監督李潤午
記録高津省子
メイク監修佳緒里・ナラ・ターナー
●出演者
高山ヨシ子雪村いづみ
高山治桂春團治
阿藤快
下絛アトム
夏木陽介
烏丸せつこ
※データはmovie walkerです。