2018年12月31日(月)
UNSTOPPABLE 2010年 アメリカ
舞台はペンシルバニア南部。
鉄道員二人のちょっとした車両操作のミスで、無人の列車が暴走。
ミスの重なりで、外部からはブレーキ操作はできず、しかもスピードがどんどん上がり、そのままではスタントンの街に入る前の大カーブが曲がれず大惨事を招く。
時間は限られている、打つ手は次々に失敗、果たして!
そこに、勤続28年のベテランで、しかも間もなく退職勧告される男フランク(デンゼル・ワシントン)と、
その新しい相棒ウィル(クリス・パイン)が乗った列車で追いかけて、止めようという物語。
この様子は、途中からニュースで中継され、皆が見守っている。
この構図、何か見たことがあると思って考えたのですが、
不遜かもしれませんが、東日本大震災の時の、福島原発への水の注入にいたる報道と、
それをみている者たちの、一部勝手なネット発言もあった、あの場面でした。
映画の方では、フランクと仲たがいしている二人の娘(フーターズでバイトしてる)や、
ウィルの別れた奥さん、職場の同僚たちがニュースを見ながら、
徐々に家族や職場の絆を強めることになります。
一方、二人だけでなく、車を沿道に走らせて助けようとする男たちもいます。
監視センターでは、管理者のコニー(ロザリオ・ドーソン)が、
手詰まりの状況で悩みます。
実話がベースということで、なかなかの盛り上がりをみせるのですね。
ただ、キャメラがやたらとぶれるので、それがなんとなく嫌な感じがしてしまいます。
そこまでやらなくてもという・・・。
実際どうだったのかは知りませんが、映画では冒頭、うっかりの二人が引き起こしたこの惨事。
ヘリの人は失敗してしまい、他にもいろんなものを破壊しながら、関係者を恐怖に陥れたという、
こんな事件、起こってほしくないですね。
たとえベテラン社員がヒーローになるとしても、心から喜べない何かがあります。
監督トニー・スコット
製作ジュリー・ヨーン 、 トニー・スコット 、 ミミ・ロジャース 、 エリック・マクレオド 、 アレックス・ヤング
製作総指揮クリス・シアッファ 、 リック・ヨーン 、 ジェフ・クワティネッツ
脚本マーク・ボンバック
撮影ベン・セレシン
衣装デザインペニー・ローズ
音楽ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
共同製作アダム・ソムナー 、 スキップ・チャイソン 、 リー・トリンク 、 ダイアン・サバティーニ
編集クリス・レベンゾン 、 ロバート・ダフィ
キャスティングデニーズ・チャミアン
プロダクション・デザインクリス・シガーズ
●出演者
フランクデンゼル・ワシントン
ウィルクリス・パイン
コニーロザリオ・ドーソン
ギャルヴィンケヴィン・ダン
ダーシー・コルソンジェシー・シュラム
ジェシー・コルソンジェフ・ウィンコット
バニーケヴィン・チャップマン
ドゥーイーイーサン・サプリー
マヤミーガン・タンディ
ニコルエリザベス・マシス
ワーナー警部ケヴィン・コリガン
ネッドリュー・テンプル
ギリースT・J・ミラー
シャド・スチュワートデヴィッド・ウォーショフスキー
※データはmovie walkerです。