2018年9月23日(日)
ENBUゼミナール・シネマプロジェクト 2017年
キネマ旬報シアターの、竹原芳子さん(=どんぐりさん)のトークショーつきで観てきました。
面白かったです。
ほぼ満員で、しかも2度め以上という人が半分以上いたような感じでした。
やっぱり映画館って、人がいっぱいいた方が楽しいですね。
シネコンで寂しいのは、人気作でもけっこうガラガラのことが多い事。
さて、ほとんど映画の内容は知らないまま(あえて情報を入れないようにして)始まります。
ゾンビ映画、と思えばその撮影を描く?
やたら熱い監督と、ちょっと引き気味の役者たち。「42テイク目ってきついよね」というセリフ。
そこから、実はこの撮影現場は訳ありで、というような事から、現実にゾンビが出てくるというような展開。
ただ、ちょっとところどころで、ん?というようなひっかかりが。
基本ワンカットで撮影が続いているようだけど、どうなっていくのか・・・。
最初は「ブレアウィッチ」か?と思ったりもしたけど、どうもそういう感じでもない。
ひっかかりを感じながらも、どうなっていくのか見続けて、エンドタイトルが出てくる。
そこから、1か月前、というテロップ。
「早い、安い、品質そこそこ」がウリの監督に、ゾンビ専門チャンネルからの企画。
生中継、ワンカット、カメラ一台でという依頼。
監督がどう受けるか。
家族がどんな感じか。あれ、奥さんが出てた人、娘さんがガチな映画現場人?
映画をつくろうとして、いろんな人たちが集まって、個性豊かな、あるある的な場面が続いていきます。
そしてなんとか撮影現場にたどり着いてからも、トラブルの連続。
そこからどう撮影が進んでいったのか、これが爆笑なんですね。
でも、最後はホロリ。
これはやっぱり映画愛のつまった作品でした!
前半の方が良かったような気がするなぁ。
後半は素人感がいっぱいだからかな。
撮影のワンカット、カメラ一台の新鮮さかもしれません。
竹原芳子さんは、なんというか、大阪のおばちゃんでした。
吉本にもいたことがあるんですね。裁判所の事務をしていたこともあるというお話。
でも、吉本のオーディションのときに、昆虫を「蛾をやりました」といって、
ステージをおりて、前の通路のところで実際に「蛾」をやってくれました(走り回る)。
今泉力哉監督のワークショップから始まったそうですが、
監督には、「生きにくそうな人たちを12人選んだ」と言われたそうです。
それがとても印象的でした。
監督上田慎一郎
プロデューサー市橋浩治
アソシエイトプロデューサー児玉健太郎 、 牟田浩二
脚本上田慎一郎
撮影曽根剛
編集上田慎一郎
録音古茂田耕吉
ヘアメイク平林純子
助監督中泉裕矢
制作吉田幸之助
特殊造形・メイク下畑和秀
●出演者
日暮隆之濱津隆之
日暮真央真魚
日暮晴美しゅはまはるみ
神谷和明長屋和彰
細田学細井学
山ノ内洋市原洋
山越俊助山俊太郎
古沢真一郎大沢真一郎
笹原芳子竹原芳子
松浦早希浅森咲希奈
吉野美紀吉田美紀
栗原綾奈合田純奈
松本逢花秋山ゆずき
谷口智和山口友和
藤丸拓哉藤村拓矢
黒岡大吾イワゴウサトシ
相田舞高橋恭子
温水栞生見司織
※データはmovie walkerです。