２０１８年３月１１日（日）
My Name is Nobody 1973年 イタリア
イタリア西部劇、マカロニウエスタンもこの辺が最後なのでしょうか。
主演はヘンリー・フォンダですから、それなりの力を入れた作品。
セルジオ・レオーネ、エンニオ・モリコーネですからね。
そういえば墓場の場面で、「サム・ペキンパー、おかしな名前だ」などというところもありました。
洒落でしょうか。
筋書きもかなり景気がよくて、
とにかく憧れの早打ちガンマン・ジャック（ヘンリー・フォンダ）に、150人相手の場面を夢見る変な男（テレンス・ヒル）。
この男、調子がいいだけのように見えるけど、銃の速さは超人的。
まず酒場に入って、ビールを飲みほして後ろへ放り投げて、振り向きざまに床に落ちる前に撃つ、という賭け。
それをウィスキーでやられて、それでも何回も成功させます。
そして絡んでくる男の2丁拳銃を、何度も抜き返して逆のホルスターに入れるという芸当をみせてくれます。
こういう派手なところがマカロニウエスタンの面白さ。
ノーボディの差しがねがえ、土けむりを立てて大勢でジャックを追うワイルドバンチ（強盗団）。
地平線いっぱいに広がってやってくる150人のガンマンは、迫力十分です。
それらのダイナマイトを狙って、次々とやっつけていくジャック・・・。
これもまさにマカロニウェスタンの派手さ。
結局、夢であったジャックとの決闘で名を上げることになるノーボディ。
3日後、ジャックは、ヨーロッパに向かう船上で、彼に手紙を書いています。
今度はお前が狙われる番だぞ。
まあ、面白いですが、ヘンリー・フォンダでなくても良かったですね。
いやヘンリーフォンダでない方が良かった。
監督トニーノ・ヴァレリー
製作クラウディオ・マンシーニ
原案セルジオ・レオーネ
脚本エルネスト・ガスタルディ
撮影ジュゼッペ・ルゾリーニ
音楽エンニオ・モリコーネ
●出演
Nobodyテレンス・ヒル
Jack Beauregardヘンリー・フォンダ
Sullivanジャン・マルタン
Sheritfピエロ・ルッリ
Redレオ・ゴードン
※データはmovie walkerです。