2018年2月11日(日)
THE JUDGE 2014年 アメリカ
父と子の葛藤ものであり、都会と田舎の距離の物語であり、過去と現在の繋がりのお話。
そこまではよくあるけれど、これに父親の認知症問題が絡んで、しかも殺人事件が発生。
それらをひっくるめた、法廷ものなので、てんこ盛りです。
そういう意味では、それぞれ面白いのですが、ポイントが絞りきれないきらいありです。
ロバート・ダウニー・JRが、性格の悪い(=やりての)シカゴで活躍の弁護士ハンク。
母が亡くなり、カーリンビル・クレセント湖の田舎に帰るハンク。
めったに帰らない理由は、さまざまな出来事があったためと、厳格でとっつきにくい弁護士の父(ロバート・デュバル)が理由。
兄グレンと弟デールと一家が揃うが、町民からジャッジと呼ばれている父とはしっくりいかない。
フライング・ディアというダイナーでは、昔の彼女サム(ヴェラ・ファーミガ)に再会。
ホタル酒場で兄弟で飲んでいると、町民からいやみを言われ、殴り合いになりそうなところ、
ハンクが達者な口と相手の品定め(推理)でその場を収める。
そこで気のあった娘といい仲になるが・・・。
その後、買い物に出た父のキャデラックに傷があり、そこから話は急展開。
父ジョセフの記憶障害、末期がん、そして人をはねて死亡させた容疑が持ち上がる。
そこから、その町での過去の出来事、3人の思い出、事件、記憶がさまざまに交錯していきます。
見どころは最後の法廷での結論の出し方ですが、
ここが思ったほど盛り上がらないのがちょっと残念。
判決の出方がわかりにくいんですよね。
でも、高校時代のガールフレンドとの会話や、その娘と自分の娘との接点、
そして、父親の衰え、なぜその夜の事件に至ったか、などそれまでの時間が凝縮されてクライマックスになります。
ラストもなかなか感動的なのですが、やっぱりちょっと盛り込みすぎかな。
監督デイヴィッド・ドブキン
プロデューサーデイヴィッド・ドブキン 、 スーザン・ダウニー 、 デイヴィッド・ガンビーノ
原案デイヴィッド・ドブキン 、 ニック・シェンク
脚本ニック・シェンク 、 ビル・ドゥビューク
撮影ヤヌス・カミンスキー
衣裳デザインマルレーネ・スチュワート
音楽トーマス・ニューマン
編集マーク・リヴォルシー
エグゼクティブプロデューサーブルース・バーマン 、 ロバート・ダウニー・Jr. 、 ハーブ・ゲインズ 、 ジェフ・クリーマン
キャスティングケリー・バーデン 、 ポール・シュニー
プロダクション・デザインマーク・リッカー
●出演
ハンク・パーマーロバート・ダウニー・Jr.
ジョセフ・パーマーロバート・デュヴァル
サマンサ・パウエルヴェラ・ファーミガ
ドワイト・ディッカムビリー・ボブ・ソーントン
グレン・パーマーヴィンセント・ドノフリオ
デール・パーマージェレミー・ストロング
C.P.ケネディーダックス・シェパード
カーラ・パウエルレイトン・ミースター
ウォーレン判事ケン・ハワード
ローレン・パーマーエマ・トレンブレイ
※データはmovie walkerです。