2017年7月1日(土)
Crimson Tide 1995年 アメリカ
潜水艦ものですね。
最初の方で、「眼下の敵」に出ていたのは誰か、という話がありました。
ロバート・ミッチャムとドイツ人は誰か、クルト・ユルゲンスか?などと言っていたような気がします。
そして、見ものはジーン・ハックマンのたたき上げ・ラムジー艦長と、エリート黒人のデンゼル・ワシントンのハンター副館長。
ラムジーは百戦錬磨、艦内を厳しく管理し、君臨している。
そこに火災が発生、ラムジーはそれを訓練中の事故死ではなく、肥満による病死とする。
両者の考え方の違いが明らかになっていき、ついにぎりぎりのところで、
戦略ミサイルを発射するかどうかの判断で、ラムジーとハンターが決定的に対立。
手続き違反で、ハンターが艦長を解任して、部屋に監禁する。
しかし、艦内は混乱し、敵魚雷により無線が破損。
ミサイル発射の信号が受信できない状態で、敵の攻撃を避けるために深く潜っていく。
このあたりが潜水艦ものの一番スリリングなところ。
魚雷にも、デコイ(おとり弾)を発射して巧みに避けるなど、新しい戦い方も見ることができる。
(今はもっとすごいんでしょうけど)
密室の、男の戦い、そして敵との読み合い。
そんな中で死んでいく男たちも必ずいる。
現代の戦争、兵器では、いつでもどこからでも最終兵器の使用が可能になっている。
アメリカ、ソ連(当時)、今は中国、そして北朝鮮。
この映画で見るのは、アメリカの健全性。
決して心情的には反対でも、副館長に従うベテラン兵士たち。
日本ではこんなにオープンな議論にはならないだろうし、そのこと自体、明らかにはならない可能性が高い。
だからと言って、アメリカが全面的にいいとは言えないのだけれど。
監督トニー・スコット
脚本マイケル・シファー
原案マイケル・シファー 、 リチャード・P・ヘンリック
製作総指揮ビル・アンガー 、 ルーカス・フォスター 、 マイク・モーダー
製作ドン・シンプソン 、 ジェリー・ブラッカイマー
撮影ダリウス・ウォルスキー
美術マイケル・ホワイト
音楽ハンス・ジマー
編集クリス・レベンゾン
SFXドリーム・クエスト・イメージズ
●出演者
Hunterデンゼル・ワシントン
Ramseyジーン・ハックマン
Cobジョージ・ズンザ
Wepsヴィゴ・モーテンセン
LT. Bobby_Doughertyジェームズ・ガンドルフィーニ
Zimmerマット・クレイヴン
Russell_Vosslerリロ・ブランカート・ジュニア
LT. WestergaurdRocky Carroll
Danny_Rivettiダニー・ヌッチ
William_Barnesスティーヴ・ザーン
LT. Paul_Hellermanリッキー・シュローダー
Julia_Hunterヴァネッサ・ベル・キャロウェイ
ジェイソン・ロバーズ
※データはmovie walkerです。