2017年6月10日(土)
The Ballad of Cable Hogue 1970年 アメリカ
不思議な、しかしとても面白い西部劇。
砂漠で仲間に水とロバを取られたケーブル・ホーク(ジェイソン・ロバーズ)が、
丸4日彷徨って、奇跡的に水を掘り当てる。
そこにたまたま寄った牧師(説教師?)のジョシュ(デヴィッド・ワーナー)の勧めで、
そこの土地を2ドル50セント分登記して、ケーブル・ホークの泉として商売を始める。
町で最初に目を付けた女性が娼婦のヒルディ(ステラ・スティーブンス)
彼女との腐れ縁が最後まで続きますね。
とにかく、食い物、水、酒、女、と生きるエネルギーと男の好きなものが徹底的に描かれる。
ジョシュがある女性を追いかけて、悲しむ彼女を慰めながら胸に手をいれていく場面がある。
いい感じになっていくと、ダンナが帰宅、驚いてそのまま説教を続けて・・・。
ここなんぞ、爆笑もんですね。
水場を拡張していって、安定した経営になっていき、ヒルディとの生活を夢見るころ、
積年の恨みの二人と遭遇、復讐を果たす。
そこへ自動車で乗り付けてきたヒルディ、金持ちと結婚してしかもその夫が複上死、これで二人も結ばれてハッピーエンドとおもったら・・・。
あっけない最後の思い切りの良さが、また気持ちいいい。
ジェイソン・ロバーズもいい味です。
アメリカ映画のすばらしさを感じます。
監督サム・ペキンパー
脚本ジョン・クロフォード 、 エドモンド・ペニー
製作総指揮フィル・フェルドマン
製作サム・ペキンパー
撮影ルシアン・バラード
美術リロイ・コールマン
音楽ジェリー・ゴールドスミス
編集フランク・サンティロ
アソシエイト・プロデューサーウィリアム・ファラーラ
●出演者
Cable_Hogueジェイソン・ロバーズ
Hildyステラ・スティーヴンス
Joshuaデイヴィッド・ワーナー
Bowenストロザー・マーティン
Benスリム・ピケンズ
TaggartL・Q・ジョーンズ
※データはmovie walkerです。