２０１７年５月１４日（日）
42 2013年 アメリカ
アメリカ・メジャー・リーグで、初の黒人選手ジャッキー・ロビンソンの物語。
最初のハリソン・フォード、ああおじいさんになったなぁ、という印象。
このリッキーという役柄、とても重要だけれど、もう少しアクの強い人のほうがよかったような気がします。
もちろんジャッキー・ロビンソンの苦労は想像を絶すると思うけど、
それでも彼を使い続けたリッキーの意図がどうであったか、がかなり重要な気がするのです。
クリスチャンだからか、経済面を重視したから、他にも理由があるのでしょうか。
近代アメリカ史が持つ暗い部分、そこは繰り返し繰り返し描かれてはいますが、
やはりハリウッド・ビジネスの世界で描かれているのですね。
だからどうしても、美談にしかならないし、皆それを見たがる。
また、まだ存命の人たちがいるから、思い切った切り込みもできなくなる。
野球映画としてはとてもワクワクする場面も多くて、
もちろん感動もするのですが、全体的に悪者が少なくて（相手チームの監督程度か？）
すべていい方向に向かっていくという、文句のいいようのないつくりに、ちょっと物足りない感じがします。
それにしても、日本で同じような映画をつくるとどうなるのかな。
相撲なんかだと、国籍問題とか八百長問題もあるので、結構面白い物語がつくれるような気がします。
ただ、映画にするのは難しそうだ。
監督ブライアン・ヘルゲランド
脚本ブライアン・ヘルゲランド
製作総指揮ディック・クック 、 ジェイソン・クラーク 、 ジョン・ジャシュニ
製作トーマス・タル
撮影ドン・バージェス
プロダクション・デザインリチャード・フーバー
音楽マーク・アイシャム
編集ピーター・マクナルティ 、 ケヴィン・スティット
衣裳デザインキャロライン・ハリス
キャスティングヴィクトリア・トーマス
●出演者
ジャッキー・ロビンソンチャドウィック・ボーズマン
ブランチ・リッキーハリソン・フォード
レイチェル・ロビンソンニコール・ベハーリー
レオ・ドローチャークリストファー・メローニ
ウェンデル・スミスアンドレ・ホランド
ピーウィー・リースルーカス・ブラック
ラルフ・ブランカハミッシュ・リンクレイター
ディクシー・ウォーカーライアン・メリマン
ベン・チャップマンアラン・テュディック
ハロルド・パロットT・R・ナイト
※データはmovie walkerです。