２０１６年１２月２５日（日）
Paycheck 2003年 アメリカ
P・K・ディックの世界で、ジョン・ウーで、ベン・アフレック。
まるでベン・アフレックはシュワルツェネッガーのように見えます。
未来のエンジニアであるマイケルの仕事は、新製品をいち早くコピーしてそれ以上の製品を設計すること。
その都度雇われで、仕事の後その記憶は完全に消されていた。
しかし、ある時契約がまったく消されており、命を狙われている状況の中、未来の自分に残された品物から、謎を解き明かしてゆく。
まあ、そう書けばいい感じの物語ですが、見ていて、残された19のアイテムが自分を生存させるための未来の自分からの贈り物、というところにひっかかる。
タバコの煙がスプリンクラー誘導だったり、指輪がひったくりのきっかけだったり、ゼムクリップが電車の運転を止めるアイテムだったり、いや、それはむりでしょう、というものが多い。
結局ジョン・ウーだしってところですか。
ハトが出て、銃を向けて差し向かいになればいいのか、と。
それでもやっぱりバイクのスタントやカーチェイスがすごいのは確か。
でもそれだけかも。
ポール・ジアマッティが出てなければ、ほんとに救いどころのない映画になってた気もします。
あの脳の中の記憶を消していく作業、「エターナル・サンシャイン」を思い出しました。
監督ジョン・ウー
脚本ディーン・ジョーギャリス
原作フィリップ・Ｋ・ディック
EPストラットン・レオポルド 、 デイヴィッド・ソロモン
製作ジョン・デイヴィス 、 マイケル・ハケット 、 ジョン・ウー 、 テレンス・チャン
撮影ジェフリー・Ｌ・キンボール
美術ウィリアム・サンデル
音楽ジョン・パウエル
編集ケヴィン・スティット 、 クリストファー・ラウズ
衣装（デザイン）エリカ・エデル・フィリップス
●出演者
Michael Jenningsベン・アフレック
James Rethrickアーロン・エッカート
Dr. Rachel Porterユマ・サーマン
Shortyポール・ジアマッティ
John Wolfeコルム・フィオール
Agent Dodgeジョー・モートン
Agent Kleinマイケル・Ｃ・ホール
※データはmovie walkerです。