2014年12月14日(日)
THE TREE OF LIFE 2011年 アメリカ
ヨブ記、「私が大地を据えた時、おまえはどこにいたのか」から始まる。
美しい自然や、生物、宇宙などの画像。
ある家族の歴史が、様々な断片で語られていく。
母親、赤ん坊の画像が美しい。
3人の兄弟、厳しい父親のしつけ。
男の兄弟たちの戯れ、ケンカ。そして父への反発。
いつしか長男の回想になっていく。
大都会、最新のビル。
設計事務所?での仕事の様子。
それと過去の記憶の対比。
森の中の透明な棺、蝶々を追う母親。
父親が出張で不在の時の、のびのびとした様子。
近所の女性を意識して、忍び込み・・・。その罪の意識。
川?で水泳中に死んでしまう近所の子供。
中を舞う母親、水底の家から抜け出して上へ泳ぎでる母と子。
象徴的な映像が満載で、しかも美しいので、そちらに見入ってしまいます。
だからと言ってはなんですが、家族の生活のほうは、まあ普通な感じです。
そのギャップがちょっと大きくて、映像が大げさに見えてしまう。
途中に挟まる恐竜のエピソードは何だろう、とか。
父との葛藤の物語だったのだろうか、とか。
2番目の息子は、ブラピに似てるなぁ、とか。
ひまわり畑ってなにかな、とか。
それでも、こんなに自然に50年くらい前の生活の様子を再現するのって、
すごく大変なんじゃないかな、ってつい心配してしまうくらい、見事な時代感です。
(実際に見たことも経験もしていないのに、納得してしまう見事さ)
監督テレンス・マリック
脚本テレンス・マリック
製作総指揮ドナルド・ローゼンフェルト
製作サラ・グリーン 、 ビル・ポーラッド 、 ブラッド・ピット 、 デデ・ガードナー 、 グラント・ヒル
撮影エマニュエル・ルベツキ
美術ジャック・フィスク
音楽アレクサンドル・デスプラ
編集マーク・ヨシカワ 、 ハンク・コーウィン 、 ジェイ・ラビノウィッツ 、 ダニエル・レゼンデ 、 ビル・ウェバー
衣装(デザイン)ジャクリーン・ウェスト
キャスティングフランシーヌ・マイスラー 、 ヴィッキー・ブーン
SFX/VFXスーパーバイザーダン・グラス
字幕松浦美奈
●出演者
オブライエンブラッド・ピット
ジャックショーン・ペン
オブライエン夫人ジェシカ・チャステイン
祖母フィオナ・ショウ
若きジャックハンター・マクラケン
R.Lララミー・エップラー
スティーヴタイ・シェリダン
※データはmovie walkerです。