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王様と私(1956)

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2019年5月25日(日)
The King and I 1956年 アメリカ
イメージ 1

なんどかちらちら見た記憶はありますが、きちんと見たのは初めて。
でも今の眼でみると、うーん、という感じですね。

タイの王様と、イギリスの家庭教師という設定です。

結局、遅れたアジアの王政を先進国のイギリスが民主的に変えていく、というつくりになっています。

それどころか、そのギャップになやむ王様に混乱を与え、王を死にまで追い込むのは家庭教師のアンナではないですか。

イメージ 2

もうちょっと二人の愛情の深まりを描いてほしかったし、王の死を丁寧に追ってほしかった。

そして、イギリスのよくないところ、タイの素晴らしいところにも目を配り、それらが融合する、という展開にしてほしいところです。

まあ、そこまでいくにはハリウッドもまだ数十年かかるわけですけど。
(そういう物語はその後たくさん作られるわけなので、これはこれでいいのかもしれませんけどね)

そういえば王に献上された女性が、愛し合っていた男性と引き裂かれた悲しみを、アンナがとりもってあげるというサブストーリーもありました。

イメージ 3

ユル・ブリナーがすごい迫力。
デボラ・カーもいかにも家庭教師然としていて、いいですね。
ただ、やっぱり古い感じは否めません。
古い映画、ということでみる価値はありますね。

監督ウォルター・ラング
製作チャールズ・ブラケット
原作マーガレット・ランドン
脚本アーネスト・リーマン
撮影レオン・シャムロイ
音楽リチャード・ロジャース 、 オスカー・ハマースタイン2世 、 アルフレッド・ニューマン
●出演
Anna_Leonowensデボラ・カー
The_Kingユル・ブリンナー
Tuptimリタ・モレノ
Kralahomeマーティン・ベンソン
Lady_ThaingTerry Saunders
Louis_Leonowensレックス・トンプソン
Lum_Thaカルロス・リヴァス
Prinse_ChulalongkornPatrick Adiarte
British_Ambassadorアラン・モウブレイ
Ramsayジェフリー・トゥーン
ElizaYuriko
Angel_in_BalletMichiko Iseri

※データはmovie walkerです。

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