2015年3月15日(日)
松竹 2011年
この映画、なかなかいいと思いました。
タイトルからの印象が良くないですが(それは小説も同じ)、
「おくりびと」よりもずっといいつくりだと思います。
主演の2人が、まずいいですね。
もどかしさと、苦しさの表現がすばらしいと思います。
描き方も、説明過剰なところが少なくて、たとえばユキの手首の傷も見えるか見えないか。
そういうとろこはとても好ましく思えました。
だから却って物語の展開が、やや安直というか、そこにいきますか、
というところも感じてしまいます。
あえて「アントキノイノチ」にしなくても、成り立っているのにな、とか。
ラスト近くのストーリーは、物語として過剰な印象でした。
もう少し違う展開になっていれば、前半のリアリティが続いたのではないでしょうか。
一番迫ったのは染谷将太の出ていたところです。
あれは見事だったですね。
そこだけ空気感が違うくらいに思えました。
そこからすると、山の蟻の門渡りのところとか、違う感覚になってしまったことは否めません。
それでも、街の中を映すキャメラの感覚など、好きなところもたくさんあります。
監督瀬々敬久
脚本田中幸子 、 瀬々敬久
原作さだまさし
エグゼクティブプロデューサー田代秀樹 、 関根真吾
企画プロデュース平野隆 、 下田淳行
プロデューサー上田有史 、 辻本珠子
協力プロデューサー石黒研三
共同プロデューサー幾野明子
撮影鍋島淳裕
美術磯見俊裕
音楽村松崇継
主題歌GReeeeN
録音白取貢
照明三重野聖一郎
編集菊池純一
ラインプロデューサー及川義幸
制作担当山下秀治
助監督吉村達矢
スクリプター中西桃子
VFXスーパーバイザー立石勝
●出演者
永島杏平岡田将生
久保田ゆき 榮倉奈々
松井新太郎松坂桃李
古田 鶴見辰吾
岡島あかね檀れい
山木信夫染谷将太
井上正志柄本明
大沢稔堀部圭亮
永島信介吹越満
萩原先生津田寛治
美智子宮崎美子
佐相 原田泰造
逸美 洞口依子
※データはmovie walkerです。