2019年3月24日(日)
The Terminal 2004年 アメリカ
スピルバーグ、トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ・ジョーンズというビッグ・ネームの映画。
東欧のクラコウジアからNYにきたヴィクター・ナヴォルスキー(トム・ハンクス)が、JFK空港で入国直前に、自国が内乱となりアメリカに入国できなくなる。
言葉もわからず、所持金もない状態で、空国内に足止めされたヴィクターが、苦労しながら「約束」を果たすために希望をつないでいく、という物語。
最初は胡散臭いやつという目で見ていた空港内の人たちが、だんだん彼に魅了されていくのです。
意外性あり、世界情勢も盛りこんで、しかも心温まるラストへというお話なのですが、ちょっと肩透かしのような感じを受けました。
ネタバレなので、観てない人は以下ご注意ください。
まず、トム・ハンクスなので、どうしても彼の持ち味を強く感じてしまいます。
東欧の人には見えないのですね、演技はうまいですけど、やっぱり英語が話せないようにはみえない。
これがほんとに東欧の役者さんだったらどうだったかなぁ。
不倫のアテンダント、キャサリン・ゼタ・ジョーンズもちょっと消化不良な感じ。
ヴィクターが作った誕生日プレゼントの噴水も、なぜか中途半端。
クライマックスで、インド人の清掃員グプタ(クマール・パラーナ)が男気を見せる場面があるのですが、ここもなんだか彼だけがすごくドラマチックなのですが、その割に「どうして?」という気持ちが残ってしまいます。
このあとはネタバレになってしまうので、、見てない方はご注意下さい。
最大の肩透かしは、父との約束、缶の中身のベニー・ゴルソンのサイン。
あれ?これだけ?という感じになってませんか?
このためにあんなにみんなを巻き込んで、所長も左遷させて、これで終わりですか?
ちょっと大げさすぎませんか。
監督スティーヴン・スピルバーグ
製作ウォルター・F・パークス 、 ローリー・マクドナルド 、 スティーヴン・スピルバーグ
原案アンドリュー・ニコル 、 サーシャ・ガヴァシ
脚本サーシャ・ガヴァシ 、 ジェフ・ネイサンソン
撮影ヤヌス・カミンスキー
衣装デザインメアリー・ゾフレス
音楽ジョン・ウィリアムス
美術アレックス・マクドウェル
編集マイケル・カーン
エグゼクティブプロデューサーパトリシア・ウッチャー 、 ジェイソン・ホッフス 、 アンドリュー・ニコル
●出演者
Viktor Navorskiトム・ハンクス
Amelia Warrenキャサリン・ゼタ・ジョーンズ
Frank Dixonスタンリー・トゥッチ
Joe Mulroyチィ・マクブライド
Enrique Cruzディエゴ・ルナ
Gupta Rajanクマール・パラーナ
Torresゾーイ・サルダナ
※データはmovie walkerです。