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続さすらいの一匹狼(1965)

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2019年3月21日(木)
Adios Gringo 1965年 イタリア
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「さすらいの一匹狼」とはなんの関係もないですね。
でも、この映画、マカロニにしてはけっこうきちんと作られている感じがします。

冒頭、ジェンマ演ずるブレントがジルという男に簡単に騙され、牛泥棒とされ町で撃ち合いになって殺人の罪を負う。
その無実を晴らそうと、だました男を探していくと、途中で裸で縛り付けられている女性を助ける。
悪党一味に駅馬車を襲われた際にさらわれた女性ルーシー(イヴリン・スチュワート)が犯人と知るのは、町の大地主ランチェスター家の息子。

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ブレントの無実を信じ、ルーシーを助けようと医師と保安官が動くが、大地主には対抗できず、町の者たちがブレントを縛り首にしようとする。
街を逃れる二人は、彼らを殺そうとするジルたちと、ランチェスターの差し向けた大勢の追っ手につかまり、最後、となるが、
そこへ州判事をつれた保安官と医師が追い付いて、ランチェスターの息子の罪が暴かれ、ブレントとルーシーは罪を晴らそうと町を去っていく、というお話。

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セットもきちんとできているし、何よりドラマがしっかりとしていますね。
ジュリアーノ・ジェンマも、ガンプレイ、殴り合い、ナイフと、なんでも凄腕なので、スーパーマンです。

ルーシー役のイヴリン・スチュワートも美貌で、毅然としてるのでなかなかいい感じです。
そして、保安官スタンのと医者のロベルト・カマルティエルがとてもいいですね。
人情ものと言ってもいい感じの展開は、この二人がしっかりと受けているからです。

特に保安官のスタンは、妻に言われて家を買いたいという状況ながら、目の前のお尋ね者のジェンマの賞金がちらつきますが、やはり正義を貫こうと奮闘します。
ここがポイント高いですね。西部劇はこうでなくては。

悪役がちょっと弱すぎたり、そもそもそういうやつをなぜすぐに信用したのか、という根本問題は置いておいて、純粋に人情ものを楽しみましょう。

ジェンマも葛藤したり、女を助けたりはしますが、結構すぐ人を撃ち殺しますね。
これは恨まれてもしょうがないかもなー。

監督ジョージ・フィンレー
原作ハリー・ウィッティントン
脚色ジョージ・フィンレー
撮影フランシスコ・センペレ
音楽ベネデット・ギリア
●出演者
Brent Landersジュリアーノ・ジェンマ
Lucy Tillsonイヴリン・スチュワート
Clayton Ranchesterピーター・クロス
Avery Ranchesterマックス・ディーン
Stan Clevengerグラント・ララミー
Dr. Barfieldロベルト・カマルディエル
Jillジョヴァンニ・パッツァフィーニ

※データはmovie walkerです。

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