2015年2月27日(金)
GONE GIRL 2014年 アメリカ
おもしろかったけれど・・・。
なにか、割り切れないものが残りますね。
ロザムンド・パイクの存在感の問題かなぁ。
女の変身の怖さというのは、まあわかるのですが、
それがやや表面的なものになっているような気がします。
一番しっくりこなかったのは、
エイミーが身を隠しているモーテルで、
あれだけ緻密な計算をしていく彼女が、簡単にやられてしまうところ。
あまりに単純だし、彼女の隣人の飲み物につばを入れるところなど、
なんだか子供っぽい行動にも見えます。
外観と人格が連動して変貌するという意味合いなのでしょうか。
それなら深いけど。
もう一つ、ニックのベン・アフレックが、ややだらんとした体型で、
魅力的に見えないところも気になります。
これも、あえてそうしているならば深いですが。
そういう意味では、普通の存在になっているエイミーの姿がまたリアルですね。
ちょうどスターの日常を隠し撮りしてみたような、普通のおばさんのところ。
物語はどんでんがえしの連続で、ぐいぐいと持って行かれます。
ある意味マスコミと近隣の人たちの怖さ、という映画でもありますね。
あの女性刑事のキャラクターがいいので、もっと絡んだらおもしろかったようにも思いますが。。
サイコ的な怖さでいうと、エイミーの両親もけっこうきてます。
そこの怖さなんかもひと堀り、ふた堀りできそう。
ということで、全体的にややもったいなさ感の残る作品でした。
でも、あの粉砂糖の場面とか、川の中の死体(?)想像の映像とか、
そこここに見どころがあります。
ボランティアが集まる集会、テレビでの会見、ニュースショーなど
極めてアメリカを感じるところも多いです。
ミズーリ、アメリカの田舎に対する感覚ってどんななんでしょう。
監督デヴィッド・フィンチャー
脚本ギリアン・フリン
原作ギリアン・フリン
エグゼクティブプロデューサーレスリー・ディクソン 、 ブルーナ・パパンドレア
プロデューサーシーアン・チャフィン 、 ジョシュア・ドネン 、 アーノン・ミルチャン 、 リース・ウィザースプーン
撮影ジェフ・クローネンウェス
プロダクション・デザインドナルド・グライアム・バート
音楽トレント・レズナー 、 アッティカス・ロス
編集カーク・バクスター
衣裳デザイントリッシュ・サマービル
キャスティングラレイ・メイフィールド
●出演者
ニック・ダンベン・アフレック
エイミー・ダンロザムンド・パイク
デジ・コリングスニール・パトリック・ハリス
ターナー・ボルトタイラー・ペリー
マーゴ・ダンキャリー・クーン
ロンダ・ボニー刑事キム・ディケンス
ジム・キルピン巡査パトリック・フュジット
ランド・エリオットデイヴィッド・クレノン
メアリーベス・エリオットリサ・ベインズ
エレン・アボットミッシー・パイル
アンディ・ハーディエミリー・ラタコウスキー
ノエル・ホーソーンケイシー・ウィルソン
グレタローラ・カーク
ジェフロバート・ボイド・ホルブルック
シャロン・シーバーセーラ・ウォード
※データはmovie walkerです。