2014年10月5日(日)
Cat Ballou 1965年 アメリカ
これは楽しいな。
コロンビアの最初の女神像がアニメになって動き出すところから、ナット・キング・コールとスタッビー・ケイの狂言回しで乗せされてしまう。
1894年だから日本ではもう明治の後期になってるころ。
西部劇ではたまに出てくる、ハンギング・デイという、絞首刑なのにお祭りのような日の描写から、その事件へとさかのぼる展開。
ジェーン・フォンダがかわいいですね。
しかも気が強そうでまたいい。西部劇はこうでなくちゃ。
父親の牧場が、大企業の食肉工場の進出で嫌がらせを受けているという、現代劇でもありそうな設定。
殺し屋がメタルの鼻カバーをしているという、不思議な気味悪さ。
感謝祭でのダンス、そして全員入り乱れてのケンカなど、いいねぇ。
それと二役のリー・マービンがとてもいいです。
一念発起してトレーニングを積み、コルセットを巻いて変身してゆくさまは面白く、2役でなく3役と言っていいほど。
ラストにかけてのクライマックスとエンディングはお約束とはいえ、やっぱり西部劇はいいなあと思わせてくれます。
いまの時代でこういうのはもう無理なのかなぁ。
いずれにしてもこんな映画に当たるのでNHK-BSプレミアムの映画はたまりません。
監督エリオット・シルヴァースタイン
脚本ウォルター・ニューマン 、 フランク・R・ピアソン
原作ロイ・チャンスラー
製作ハロルド・ヘクト
撮影ジャック・マータ
音楽フランク・デヴォール
歌マック・デイヴィッド 、 ジェリー・リヴィングストン
●出演者
Cat_Ballouジェーン・フォンダ
Shelleenリー・マービン
Straunリー・マービン
Clay_Booneマイケル・カラン
Jedドゥエイン・ヒックマン
Shouterナット・キング・コール
Shouterスタッビー・ケイ
Jackson_Two-Bearsトム・ナルディーニ
Frankie_Ballouジョン・マーレイ
Sir_Harry_Percivalレジナルド・デニー
Cardiganジェイ・C・フリッペン
Butch_Cassidyアーサー・ハニカット
※データはmovie walkerです。