2018年12月30日(日)
BOHEMIAN RHAPSODY 2018年 アメリカ
大ヒットで周りにも観たという人が続出しているので、観てきました。
まず、1985年のライブエイドの会場、ウェンブリースタジアムから始まります。
これは最後に再びここの演奏がクライマックスとなるのですが、もう気持ちがあがってきます。
そこからフレディ(ラミ・マレック)の貧しい家庭、そしてクィーンの結成。
のし上がっていく様子が描かれていくわけです。
イギリスでは「パキ野郎」などとののしられている。
今の日本でもいちぶの外国人労働者は迫害されているわけですが、
どこでも同じような状況なわけですね。
こういう実在の人たちを描いた映画の場合、
これを事実だけ描いたと勘違いする人が多いのもちょっと戸惑います。
当然フィクションの部分も多いわけで、そこが割り切れるかどうか。
もう一つ、こちらが大きなポイントなのですが、
本物を知っていればいるほど、ファンであればあるほど、パフォーマンスの違いがとても気になります。
どんなにうまく成り切っても、それはモノマネになってしまうので、
どうしても本物は越えられません。
だからといって、役者がどんなにいいパフォーマンスをしても、
それは本物よりいいとはなりません。
この映画では、移民であったフレディが、ゲイでもあり、
その事実を明確に出しながら(あるいは周りが知りながら)、
苦悩を重ねてビッグになり、その後も復活を遂げて、
最後には若くしてHIVで亡くなるという劇的な生き方が感動を呼びます。
最後のウエンブリースタジアムの場面の凄さが際立つのですが、
だからなおさら、本物が観れればなぁ、と思ってしまうのですね。
でも、音楽映画としては非常に楽しめました。(私がクイーンファンでないからかも)
監督ブライアン・シンガー
製作グレアム・キング 、 ジム・ビーチ 、 ロバート・デ・ニーロ 、 ブライアン・メイ 、 ロジャー・テイラー 、 ピーター・オーバース 、 ブライアン・シンガー
製作総指揮デクスター・フレッチャー 、 アーノン・ミルチャン 、 デニス・オサリバン 、 ジェーン・ローゼンタール
脚本アンソニー・マクカーテン
撮影ニュートン・トーマス・サイジェル
音楽ジョン・オットマン
音楽総指揮ブライアン・メイ 、 ロジャー・テイラー
編集ジョン・オットマン
プロダクション・デザインアーロン・ヘイ
●出演者
Freddie Mercuryラミ・マレック
John Deaconジョセフ・マッゼロ
Roger Taylorベン・ハーディ
Brian Mayグウィリム・リー
Mary Austinルーシー・ボイントン
Ray Fosterマイク・マイヤーズ
Paul Prenterアレン・リーチ
John Reidエイダン・ギレン
Jim Beachトム・ホランダー
Jim Huttonアーロン・マッカスカー
※データはmovie walkerです。