2018年7月15日(日)
To Catch a Thief 1955年 アメリカ
ヒチコック作品の中では、何度か見ているほうです。
それでもかなり前の記憶なので、改めて見てみました。
このころのヒチコック作品の方が、後期のものよりも好きですね。
特に、人が死んだりしない(一人は死にますが)のがいいです。
もちろんグレース・ケリーの美しさもいいし、
何より、終盤の仮装パーティが楽しいではないですか。
中世ヨーロッパの格好でみな踊る。
そんな様子が、垣間見れて、フランス、ニースやリヴィエラの観光気分もあるし、気楽です。
誰かが書いていた、ジェシー・ロイス・ランディスが、朝食の目玉焼きにタバコを突き刺す場面とか、
(これ思ったより軽く描かれているんですね)
海に誘ったときの、グレース・ケリーの素晴らしいデザインの水着とか、
車で尾行する私服警官?が、二人で紙のボールか何かで蹴鞠のようなことをしていたりとか、
本筋とはあまり関係ないかもしれないところで、気になる場面がたくさんあるのも面白いです。
本当は、フランスのレジスタンス活動の恨みとか、
いろいろ政治的なことも描かれていたりするのですが、
そこもなんとなく緩い感じなのが、またいいです。
年代が近いせいかもしれませんが、ケイリー・グラント繋がりで、
「めぐり逢い」となんとなく画面の雰囲気が似ていたりするのも、気になるところ。
結局、この時代のアメリカ映画の雰囲気が、好きなのかもしれません。
そして、グレース・ケリー扮するフランシスの、超わがままな感じも悪くありません。
ラストのケイリー・グラントの目がほんと、いいんですねー。
ちなみに、この映画で最初の方に出てくる、バスに乗ってるヒッチ監督、まだそんなに太ってませんね。
ここで鳥かごに目をやってますが、「鳥」はまだまだあとですよね。
監督アルフレッド・ヒッチコック
脚色ジョン・マイケル・ヘイズ
撮影ロバート・バークス
衣装デザインエディス・ヘッド
音楽リン・マレー
●出演者
John_Robieケーリー・グラント
Frances_Stevensグレイス・ケリー
Mrs._Stevensジェシー・ロイス・ランディス
H._H._Hughsonジョン・ウィリアムス
Bertaniシャルル・ヴァネル
Danielleブリジット・オーベエル
FoussardJean Martinelli
GermaineGeorgette Anys
ClaudeRoland Lessaffre
Mercierジャン・エベイ
Lepicルネ・ブランカール
※データはmovie walkerです。