2017年12月17日(日)
Les Demoiselles De Rochefort 1966年 フランス/アメリカ
ずっと観たいと思っていて、でも内容はほとんど知らなかったんです。
なんとなく「シェルブールの雨傘」の二番煎じみたいに思ってました。
ぜんぜん違うのですね。
全編、歌とダンスダンスダンス。
原色を使って、しかもフランスらしくスタイリッシュ。
ダンスも、よく動くし柔らかい感じがします。
お話はかなり単純な恋物語。
恋する人たちが、どのように結ばれるかという、何組もの恋人たちのお話。
金曜の朝、ロシュフォールの祭りの準備で、大きな橋の渡しに乗るトラックから始まって、
いきなり河を渡っていくクレーンの上でのダンス。
これを見て、ラ・ラ・ランドのオープニングを思い出しました。
そもそも、ラ・ラ・ランドっていろんな映画のオマージュと聞きますが、
ストーリーは「シェルブールの雨傘」的なところもあり、
ダンス部分はこの映画でもかなり引用されているように思いました。
カトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアックの姉妹はバレエ教室の先生!
双子という設定ですけど、面白いですね。
ジャック・ペランの水兵(画家)、ジーン・ケリーも出てきて、
ガラス張りのカフェに集まる。店主はイボンヌ(ダニエル・ダリュー)。
ジョージ・チャキリスはバイクの曲乗り。このバイクはホンダで、看板にも大きくホンダのマークあり。
ドヌーヴとドルレアックの二人も赤いドレスで歌うのがまた面白い。
このステージの出演者って、いったいどうなっているのでしょう。
合唱や子供のバレエもやってるし。
それでも最後までハラハラしながら、結局みんないい感じに収まっていく。
他愛ないと言えばそれまでですが、今みると夢のようで楽しいです。
監督ジャック・ドゥミー
脚本ジャック・ドゥミー
撮影ギスラン・クロケ
衣装デザインジャクリーヌ・モロー 、 マリー・クロード・フーケ
作曲ミシェル・ルグラン
作詞ジャック・ドゥミー
美術ベルナール・エヴァン
振り付けノーマン・メーン
●出演者
Delphineカトリーヌ・ドヌーヴ
Salangeフランソワーズ・ドルレアック
Etienneジョージ・チャキリス
Andy Millerジーン・ケリー
Maxenceジャック・ペラン
Yvonneダニエル・ダリュー
Simon_Dameミシェル・ピッコリ
Billグローバー・デール
※データはmovie walkerです。