2017年11月19日(日)
You've Got Mail 1998年 アメリカ
この顔ぶれを見ると「めぐり逢えたら」を思い出します。
そして、アメリカのいい時代を思います。
PCがネットワークを持って、発展するちょうどそのころ。
モデムで、ピー・ガーという音があって通信がつながる。
eメールでいろんな繋がりができ始めたころ。
お話としては、たまたまメールをしていた相手が街の本屋と大手資本の大型ディスカウント書店の経営者同士。
しかもハンドルネームでしかお互いを知らないため、途中までは双方とも相手を嫌な人物と思い込んで、
メールやチャットでそのことを相談し合っている、・・・。
eメールの他にも、スタバでの注文は決断力の鍛錬にいい、とか時代を感じさせるものもたくさん見れます。
面白いのは、キャスリーン(メグ・ライアン)は「高慢と偏見」好きで、ジョー(トム・ハンクス)は「ゴッド・ファーザー」好きというところ。
特にジョーは何かと物まね入りで「ゴッド・ファーザー」の名言を再現します。
そして「男は必ずゴッド・ファーザーを引き合いに出す」と言われる。
あるいは、お互いに付き合っている相手が、かなり鼻持ちならない性格。
特にジョーの相手パトリシア(パーカー・ポージー)が強烈。
とにかく相手をやり込めないと気が済まない女。これがおかしい。
キャスリーンの方は理屈っぽい記者のフランク(グレック・キニア)。
あるときお互いが愛し合っていないことが確認できて、笑い合う。
ジョーの父親に至っては、7、8回目の結婚、そして離婚、ボートに逃げてくる。
まあ、平和というか、どうかしているというか。
EVが止まってしまって、そこで改めて自分の想いを確かにする、というのは、なかなか古典的。
キャスリーンも、結局ジョーの手の内で踊らされているようにも見えます。
それでもいい時代だったんですね。
このころからまた時代は何度か変わっています。
すでに本はamazonにやられ、小売り全体がいまやamazonに恐々としている。
Sex &the City なんていうこともありました。
NYではどんなことが起こっているでしょうか。ノーラ・エフロンはどんな恋物語をつくるでしょうか。
監督ノーラ・エフロン
製作ノーラ・エフロン 、 ローレン・シュラー・ドナー
脚本ノーラ・エフロン
撮影ジョン・リンドレイ
衣装デザインアルバート・ウォルスキー
音楽ジョージ・フェントン
美術ダン・デイヴィス
編集リチャード・マークス
エグゼクティブプロデューサージュリー・ダーク 、 G・マック・ブラウン
字幕戸田奈津子
●出演者
Joe Foxトム・ハンクス
Kathleen Kellyメグ・ライアン
Patricia Edenパーカー・ポージー
Birdieジーン・ステイプルトン
George Pappasスティーヴ・ザーン
Kevin Scanlonデイヴ・チャペル
Frank Navcaskyグレッグ・キニア
※データはmovie walkerです。