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マリーゴールドホテルで会いましょう(2011)

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2017年8月15日(火)
THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL 2011年 イギリス アメリカ アラブ首長国連邦
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冒頭から、7人が短いエピソードで紹介される。

夫を亡くしてPCの手続きに困るイヴリン(ジュディ・デンチ)。
退職者パーティに愛想を尽かせて判事をやめるグレアム(トム・ウィルキンソン)。
ダグラス(ビル・ナイ)とジーン(ペネロープ・ウィルトン)夫婦は、娘の会社がうまくいかず、つぎ込んだお金が戻らない。
ミュリエル(マギー・スミス)は股関節の手術をしようにも、イギリス人以外は信用できず目途がたたない。
ノーマン(ロナルド・ピックアップ)は出会い系パーティで、年をごまかす日々。
結婚と離婚を繰り返すマッジ(セリア・イムリー)は、まだまだ金持ち男との恋を探す。

そんな7人がそれぞれにインドのマリーゴールド・ホテルでの老後生活を夢見て空港で出会い、
夢を膨らませてインドに渡るけれど、ジャイプール行きの飛行機は欠航、満員のバスとトゥクトゥク・・・。

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イギリス映画らしいシニカルな面と、ウイット。
そしてインドの混沌と新旧の激しいギャップ。
そこに現れる、ボロボロのホテルとやたらと調子のいい青年サニー(デヴ・パテル)。

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少しずつ慣れていく面々と、受け入れないジーン。
グレアムが探し続ける男は誰か。
人種差別の塊のようなミュリエルが、メイドの家に訪問し、
ノーマンは恋人を迎え入れる。

一筋縄ではいかない人生を、終わりよければすべてよし(大団円は最後でよし)、とそれぞれがたどり着く最後。

実際には年を取ればとるほど、我慢できない事が増えていき、
柔軟に受け入れられない事もたくさんあるはず。

それでも、こうありたいという、年よりの青春物語を面白おかしく描いてくれています。
ジュディ・デンチはもちろんのこと、ビル・ナイはさすがで、ペネロープ・ウィルトンのわがままぶりが見事です。
そしてやはりやってくれます、マギースミス。持っていきますね。

インドを舞台にした映画も増えてますが、こんな味わいも出せるんですね。
デヴ・パテルもお馴染みというところです。

ゲイの告白があったり、インドのコールセンターがあったり、
市場での値切りがうまくいかなかったり、貧困がまだまだ深刻だったり。

でもイギリス映画の良さが随所に見られます。

監督ジョン・マッデン
製作グレアム・ブロードベント 、 ピート・チャーニン
製作総指揮ジェフ・スコール 、 リッキー・ストラウス 、 ジョナサン・キング
原作デボラ・モガー
脚本オル・パーカー
撮影ベン・デイヴィス
衣裳デザインルイーズ・スターンスワード
音楽トーマス・ニューマン
編集クリス・ギル
キャスティングミシェル・ギッシュ 、 セヘル・ラティフ
字幕杉山緑
プロダクション・デザインアラン・マクドナルド
共同プロデューサーキャロライン・ヒューイット 、 サラ・ハーヴェイ
●出演者
イヴリンジュディ・デンチ
ダグラスビル・ナイ
ジーンペネロープ・ウィルトン
ソニーデヴ・パテル
マッジセリア・イムリー
ノーマンロナルド・ピックアップ
グレアムトム・ウィルキンソン
ミュリエルマギー・スミス

※データはmovie walkerです。

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