2014年9月23日(火)
The International 2009年 アメリカ
最近のサスペンス・アクション映画でよくあるのですが、世界各地をスピード感溢れるカット割りでつなぐ展開。
ドイツ・ベルリン中央駅での突然の仲間の死。
フランス・リヨンでのインターポール、捜査官のサリンジャー(クライヴ・オーエン)と検事補エレノア(ナオミ・ワッツ)。
ルクセンブルグのIBBCという銀行の本部。
ミラノの広場での狙撃。NYでの追跡劇。
そして、グッゲンハイム美術館での激しい銃撃戦。
ラストはトルコ、イスタンブール。
テンポのいい見せ方、それでいてわかりやすいのはさすが。
義足、囲碁、ドイツの元将校など、ドラマ的にもおもしろい。
しかし、なんといってもびっくりしたのは、グッゲンハイムでの銃撃ですね。
当然、セットでの撮影と思いますが、最初はびっくりしました。
「出口がなければ、内側近くにに出口を見つける(囲碁を教わる頭取の息子の答え)」
「人は時にさけようとした運命に出会ってしまうものなのだ」
などなど、セリフもなかなかです。
ナオミ・ワッツ、久しぶりでした。
クライヴ・オーエン、やっぱり濃いですね。
銀行がやっている、世界的な裏取引の実態、こうでないことを祈るばかりです。
映像がリアルになればなるほど、フィクション部分が相対的に目立ってしまうというのは皮肉です。
最近こういうの多いし、CGがまたそれに拍車をかけてます。
アナログのリアルさがほしいなぁ。
監督トム・ティクヴァ
脚本エリック・ウォーレン・シンガー
製作総指揮アラン・G・グレイザー 、 ライアン・カヴァーノ
製作チャールズ・ローヴェン 、 リチャード・サックル 、 ロイド・フィリップス
撮影フランク・グリーベ
美術ウリ・ハニッシュ
音楽トム・ティクヴァ 、 ジョニー・クリメック 、 ラインホルト・ハイル
編集マティルド・ボヌフォア
衣裳デザインナイラ・ディクソン
●出演者
ルイ・サリンジャークライヴ・オーウェン
エレノア・ホイットマンナオミ・ワッツ
ウィルヘルム・ウィクスラーアーミン・ミューラー=スタール
コンサルタントブライアン・F・オバーン
※データはmovie walkerです。