2017年2月5日(日)
Joe Kidd 1972年 アメリカ
監督がジョン・スタージェス、脚本はエルモア・レナード、音楽ラロ・シフリン、
役者はイーストウッドにロバート・デュヴァルときたら、期待しますよね。
ただこの時期の西部劇というのは、やはりちょっと厳しいのかなぁ。
時代的にはアメリカン・ニュー・シネマだし、西部劇はマカロニ・ウェスタンにやられているころですか。
空の抜けるような青や山間の景色の美しさ、空気感はすごくいい感じです。
ところが、物語となるとなんだかすっきりしませんね。
飲んだくれのアウトローだけれど、銃裁きはめっぽううまいというのはお決まりの設定。
女にも手が早い。
メキシコ人の土地をだまし取って、逆に法律に訴えられそうになると、その集団のリーダーを殺そうとする地主たち。
最初はその一団に雇われて敵の首領チャマ(ジョン・サクソン)を探しにいくけれど、途中からメキシコ人側にたつジョー・キッド。
その大筋もいいんですが、どうも細かいところがわかりにくい。
最初は案内などする気はなかったのに、自分の牧場が襲われたあととたんにチャマを追い始める。
そして、途中また急にチャマ側に寝返る。
この寝返り方がよくわからないんだなぁ。
そして、ラストの撃ち合いの活劇場面ですが、これも今一つ展開がよくわからないのです。
汽車の扱いとか、最後の一対一の撃ち合いとか、なんでそうなるの?っていう感じです。
だから終わってもすっきりしない。
イーストウッドがかっこいいとも思えない。悩ましい。
監督ジョン・スタージェス
脚本エルモア・レナード
製作シドニー・ベッカーマン
撮影ブルース・サーティース
美術アレクサンダー・ゴリッツェン 、 ヘンリー・バムステッド
音楽ラロ・シフリン
編集フェリス・ウェブスター
●出演者
Joe_Kiddクリント・イーストウッド
Luis_Chamaジョン・サクソン
Frank_Harlanロバート・デュヴァル
Lamarrドン・ストロード
Helen_Sanchezステラ・ガルシア
Mingoジェームズ・ウェインライト
Royポール・コスロ
Mitchellグレゴリー・ウォルコット
Hotelディック・ヴァン・パテン
Elmaリン・マータ
Judgeジョン・カーター
Priestペペ・ハーン
※データはmovie walkerです。