2016年12月17日(土)
BROOKLYN 2015年 アイルランド イギリス カナダ
早稲田松竹で「シング・ストリート」との2本立て。
感動しました。
アイルランドでのつましい生活。いじわるな雑貨店の女主人。
美しい姉ローズと元気のない母との3人暮らし。
そんな中で、姉が働いてためたお金でアメリカにゆくことになるエイリシュ(シアーシャ・ローナン)。
船旅の隣室とのトイレ争奪、船酔いとの闘い。
同室の女性が与えてくれたアドバイスで、無事入国を果たし、ブルックリンの生活が始まる。
高級デパート「バルトッチス」での主任のような女性の目。
教会の女性寮でのいろんな女性たち、ホームシック。
聡明でつつましい彼女を支えてくれる神父の目利きや寮の管理をしている女性のちゃきちゃきぶり。
アイリッシュの老人たちをボランティアで食事サービス。
ダンスパーティでイタリア人の配管工トニー(ドーナル・グリーソン)との付き合い。
トニーの家での食事がまた典型的(?)なイタリア家庭。
皆でスパゲティを食べる。サタデイ・ナイト・フィーバーを思い出す。
8歳のフランキーがおかしい。いい味。
コニーアイランドでの海水浴など、ほんとに空気まで1950年代のようだ。
全体的なこの雰囲気の再現がすばらしいと思います。
以下ネタバレです。ご注意。
姉の急死から、また大きく展開する物語。
アイルランドの故郷での、母や周りの包まれるような世界。
そしてアメリカに残してきたトニーと自分の気持ち。
それがラストに向けて、明るく展開していきます。とてもいい出来です。
ただ、お母さんはどうなってしまうのか、それだけが気がかり。
そうそう、シアーシャ・ローナンは「ハンナ」の彼女だったんですね。
いい女優さんになりました。
監督ジョン・クロウリィ
脚本ニック・ホーンビィ
原作コルム・トビーン
製作総指揮クリスティーン・ランガン 、 ベス・パティンソン 、 ソスタン・シューマッカー 、 ジギ・カマサ 、 フセイン・アマーシ 、 アラン・モロニー
プロデューサーフィノーラ・ドゥワイヤー 、 アマンダ・ポージー
共同プロデューサーピエール・エヴァン 、 マリー=クロード・プーラン
音楽スーパーバイザークレ・サヴィッジ
撮影監督イヴ・ベランジェ
プロダクションデザイナーフランソワ・セグワン
音楽マイケル・ブルック
編集ジェイク・ロバーツ
衣装デザイナーオディール・ディックス=ミロー
●出演者
シアーシャ・ローナン
ドーナル・グリーソン
エモリー・コーエン
ジム・ブロードベント
ジュリー・ウォルターズ
※データはmovie walkerです。