２０１６年５月１日（日）
東映 2013年
本庄駅前から新聞の切れ端が風に乗って飛ばされてある家のガラス窓に張り付く。
そこには障碍者の娘を苦に、親が心中か？という記事が載っている。
そこは精神障碍者のグループホーム、12/25の誕生日を祝おうとしている男性にまわりの者が事実をいうかどうか迷っている・・・。
ここから物語は半年前4/14のひまわり荘にさかのぼっていきます。
この映画、元は舞台劇で、見ていると舞台的つくりがかなり強いことを感じます。
なによりテーマの打ち出し方がかなりストレート。
そして、とても重要なところが、セリフで説明的に語られています。
そこが、映画でみているとやや違和感を感じます。
主人公の一人である、うーやん（宅間孝行）の設定ですが、
これも、映画となるとやや作られすぎの感がしてしまいます。
舞台ならぜんぜん問題ないのでしょうが。
とはいえ、グループホームの描写、他のメンバーのキャラ、貫地谷しほりのうまさなど充分堪能できます。
そして、舞台劇をかなり映画的な処理で見せてもいますので、感銘をうけました。
グッバイマイラブも沁みますよね。
欲を言えば、ストレートに心中とそのプロセスを描くのではなく、もう少し周りの人の感情や状況から描いてほしかったと思います。。
実際に悩んでいる人はたくさんいるはずですが、一方それを救うサポートも様ざまにあります。
そんな面がもう少し描かれて、いろんなケースやいろんな親、周りの人々が関わっていることを含んでほしいと思いました。
監督堤幸彦
脚本宅間孝行
原作宅間孝行
製作代表木下直哉
プロデューサー松村英美 、 神康幸 、 市山竜次
撮影斑目重友
美術相馬直樹
音楽朝川朋之
主題曲/主題歌熊谷育美
録音臼井久雄
照明川里一幸
編集伊藤伸行
キャスティングプロデューサー福岡康裕
●出演者
マコ貫地谷しほり
いっぽん竹中直人
うーやん宅間孝行
田畑智子
橋本愛
岡本麗
嶋田久作
麻生祐未
平田満
宮根誠司
伊藤高史
谷川功
屋良学
尾畑美依奈
万田祐介
※データはmovie walkerです。