2016年3月27日(日)
HITCHCOCK 2012年 アメリカ
うーん、微妙。
たぶん原作本を映画化するということで、こんな風になったんでしょうね。
エド・ゲインという連続殺人犯を登場させて、ヒッチコック劇場風にして、・・という構成ですが。
要は、「北北西に進路をとれ」で成功をおさめたヒチコックが、次に「サイコ」を撮ろうとした、という物語ですね。
ドラマにするのであれば、もうちょっとシリアスに徹したほうがいいような。
面白い映画にするならば、もうちょっとコメディっぽくして、そして撮影部分は本当の映画でどんな工夫をしたのか、というところを見せてくれたほうがよかったような気がします。
ちょっと中途半端な感じがずっと続きます。
それでもやはり二人の名優の演技は安心してみていられるので、そういう意味では問題なし。
スカーレット・ヨハンソンがジャネット・リーというのは、どうかなぁ。
私の勘違いですが、「サイコ」は「めまい」や「北北西に進路をとれ」のあとだったんですね。
白黒なので、もっと前かと思ってました。
そして、「鳥」「マーニー」となっていくんのですね。
「サイコ」での奥さんの役割が、ほんとにこんなに大きかったというのであれば、すごいですね。
確かにあの作品は別格という気がします。
それも、パラマウントとの確執から、2館での上映とか、逆境を逆手にとる工夫で乗り越えていくのですね。
そのあたりにも、もうちょっと焦点をあてたほうが良かったのではないかなぁ。
あの、へんな浮気騒動のあたりなんか、カットして。
秘書がトニ・コレットだったのが、久しぶりに見た感じでちょっとうれしかったです。
監督サーシャ・ガバシ
脚本ジョン・マクラフリン
原作スティーヴン・レベロ
製作総指揮アリ・ベル 、 リチャード・ミドルトン
製作アイヴァン・ライトマン 、 トム・ポロック 、 ジョー・メジャック 、 トム・セイヤー 、 アラン・バーネット
撮影ジェフ・クローネンウェス
美術ジュディ・ベッカー
音楽ダニー・エルフマン
編集パメラ・マーティン
衣裳デザインジェリー・ウェイス
特殊メイクハワード・バーガー 、 グレゴリー・ニコテロ
●出演者
アルフレッド・ヒッチコックアンソニー・ホプキンス
アルマ・レビルヘレン・ミレン
ジャネット・リースカーレット・ヨハンソン
ペギー・ロバートソントニ・コレット
ホイットフィールド・クックダニー・ヒューストン
ヴェラ・マイルズジェシカ・ビール
ルー・ワッサーマンマイケル・スタールバーグ
アンソニー・パーキンスジェームズ・ダルシー
エドマイケル・ウィンコット
※データはmovie walkerです。