2014年11月22日(土)
Hour of The Guns 1967年 アメリカ
有名なOK牧場の決闘とそのあとを描いた映画です。
それにしてもかなり渋い出演陣ですね。
最初に字幕で出るように、事実に基づいたという物語のようです。
冒頭はその決闘シーン。
「荒野の決闘」などで見られるような、激しい撃ち合いではなく、
一瞬で終わってしまっているのが史実ものっぽい。
それからも、クレイトン一家が金にあかせて事件を有利に運ぼうとするところを、
ワイアット・アープとその兄弟、そしてドク・ホリデイが対抗してゆく。
どこまで本当なのかという疑問はありますが、
ジェイソン・ロバーズのドク・ホリデイがいいですね。酒飲みでばくち打ちで、ワープへの義理堅さもある。
療養所に入って、そこでも酒を飲み続けるというキャラ。
アープのやっていることが復讐であることをズバリというあたりも、バローズの持ち味ならでは。
裁判が意外ときちんとやられていること、群の保安官と町の保安官の対立なども面白いところです。
キャメラも良くて、馬が川を渡る場面など、きりりとした美しさに見とれます。
列車が駅を通るときに、駅員がトークンを渡している場面などもあって、
こういう細かいところを丁寧に描いているのが、この映画の特徴でしょうか。
かといって、ガンファイトがないわけではなく、
先に抜かせて撃つとか、至近距離で撃つとか、緊張の場面もたくさんあります。
ジェームズ・ガーナー、ロバート・ライアンという顔ぶれも渋いですね。
そしてジェリー・ゴールドスミスの音楽が厚みを加えています。
監督ジョン・スタージェス
脚本エドワード・アンハルト
製作ジョン・スタージェス
撮影ルシアン・バラード
音楽ジェリー・ゴールドスミス
●出演者
Wyatt_Earpジェームズ・ガーナー
Doc_Hollidayジェイソン・ロバーズ
Ike_Clantonロバート・ライアン
Virgill_Earpフランク・コンヴァース
Morgan_Earpサム・メルヴィル
Horace_Sullivanチャールズ・エイドマン
Anson_Saffordオースティン・ウィリス
Thomas_FitchRichard Bull
John_P._Clumラリー・ゲイツ
Dr._Goodfellowカール・スウェンソン
Jimmy_Ryanビル・フレッチャー
Frank_Stilwellロバート・フィリップス
Pete_Spenceマイケル・トーラン
Andy_WarshawSteve Ihnat
Herman_Spicerウィリアム・シャラート
Octavius_Royアルバート・サルミ
Curly_Bill_Brociusジョン・ヴォイト
※データはmovie walkerです。